- 営業事務の魅力ってなに?
- 営業事務でやりがいを感じるのはどんなとき?
- やりがいを感じられるのはどんな会社?
こんな疑問に答えます。
営業事務は他の事務と比べて、コミュニケーションが多いことや、売上に直結する部署なのでやりがいを感じやすいです。
「営業事務は大変」と言われることもありますが、実際はそれだけでなく楽しんで仕事をすることができます。
私はレジ業務(パート)から未経験で営業事務に転職し、17年間の勤務経験があります。
この記事では、実体験をもとに営業事務の魅力ややりがい、会社の選び方まで解説します。
自分を成長させたい方や楽しくお仕事をしたい方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
営業事務の魅力
営業事務の魅力は、仕事を通してさまざまなスキルが身につくことです。
淡々とルーティンワークをこなすだけの業務ではないので、日々、取引先やお客様に対応していくうちにさまざまなスキルが上がっていきます。
以下では、営業事務の魅力を経験談を交えて解説していきます。
コミュニケーションスキルが身につく
営業事務は、社内外問わずやりとりが多いため、コミュニケーションスキルが身につきます。
なぜなら、注文や見積依頼のほかに電話やメールでの問い合わせもあるからです。
実際のところ、見積依頼を受けた場合は以下のようなやりとりをしていました。
- 在庫を確認:在庫がなければ工場や仕入先に納期確認
- 送料や配達日数を確認:梱包の大きさと重量を確認して運送会社に問い合わせ
- 価格を確認:値引きを希望されたら、営業や上司に相談
といった感じで仕事をこなしていくうちに、聴く力・伝える力・交渉する力など、コミュニケーションスキルが身についていきます。
慣れてくると取引先のクセが分かり、スムーズに対応できるので楽しくなりますよ。
パソコンスキルが身につく
パソコンスキルは、タッチタイピングができて最低限のExcel・Wordの知識があれば大丈夫です。
パソコンが得意とまではいかなくても、仕事を通してパソコンスキルが身につきます。
- タッチタイピングが早くなる
- ExcelやWordを扱えるようになる
- 資料作成ができるようになる
会社の状況にもよりますが、営業事務はスピードを求められることもあり、気づいたらタッチタイピングが早くなっています。
最初は、先輩方が忙しくて聞きづらいと思うので、分からないことは自分で調べるクセをつけておくと安心です。
臨機応変に対応できる
営業事務は、臨機応変な対応が求められる場面がよくあります。
例えば、私が実際に経験したことで言うと
- 急に商品の送り先が変更になる
- 受注締切時間を過ぎていても、お願いされて当日に対応
- 退社時間ギリギリでの見積依頼
などがよくあります。
急ぎの依頼が入ったときは、目の前の仕事を中断してお客様の要望に応えられるように調整をします。
工場や仕入先、運送会社などに電話をかけたり上司に相談したりと、慣れないうちはアタフタしてしまいます。
けれども、だんだん臨機応変に対応できるようになります。
急な依頼にも冷静に対応ができるようになり感謝されたとき、達成感を味わえますよ。
営業事務のやりがい
17年間で感じた営業事務のやりがいは、以下の3つがあげられます。
- 感謝される
- 専門知識が増えて成長できる
- 会社の枠を超えてチームワークを実感できる
それでは、実体験をもとに解説していきます。
感謝される
営業事務の仕事は、社内だけではなく取引先やお客様からも感謝されます。
どんな時に感謝されるかと言うと、
- 急な納期変更に対応したとき
- 別注対応など、お客様の要望に丁寧に対応したとき
- クレームを受けてお客様に寄り添い対応したとき
会社の方から感謝されるのはうれしいことです。
それだけでなく、お客様から直接感謝の言葉をもらうと、さらにやりがいを感じます。
仕事に対するモチベーションも自己肯定感もアップしますよ。
取引先の営業担当さんや営業事務さんからのお礼はうれしいですよ。
会社の枠を超えてチームワークを実感できる
営業事務は営業スタッフのサポートなので、取引先とのやりとりが多い仕事です。
商品の多くは、以下のようにメーカーから消費者に届くまでに何社も関わっています。
- メーカー
- 卸売業者
- 小売業者
- 消費者
例えば、消費者が小売業者に別注や特別な依頼をしたとします。
すると小売業者は、その依頼を叶えるためメーカーや卸売業者に問い合わせをします。
時にはメーカーが、直接小売業者や消費者と打ち合わせをして商品やサービスを作り上げます。
みんなで作るという会社を超えたチームワークを感じられ、大きなやりがいを実感できる部分です。
専門知識が増えて成長できる
営業事務は、取扱商品やサービスの専門知識が身につきます。
なぜなら、営業スタッフの代わりに問い合わせの返答をしたり提案をするからです。
何かひとつでも専門知識を持っていると、あなたの強みにもなりますよ。
そのため、転職先は興味のある業種を選ぶと、商品知識が頭に入りやすく成長速度も早くなります。
営業事務の魅力とやりがいは会社選びから始まる
営業事務は、専門知識など覚えることが多いため会社選びは大切です。
とはいえ、はじめての営業事務はどんな会社を選べばいいのか分からないですよね。
そんなときは以下の3つを参考にしてみてください。
- 興味のある商品やサービスを扱っている会社を選ぶ
- 業界と業種から選ぶ
- まずは転職サイトを見てみよう
ひとつずつ解説していきます。
興味ある商品やサービスを扱っている会社を選ぶ
会社選びは「少しでも興味がある」「おもしろそう」という気持ちを大切にしましょう。
慣れない仕事を覚えつつ、苦手な商品やサービスも覚えるのはかなりキツイです。
会社のホームページやSNSで、何を取り扱っている会社なのか調べて選びましょう。
私は会社のホームページを見て「へー、こんな商品あるんだ!」と興味がでてきて決めました。
業界と業種から選ぶ
業界は主に8つに分かれています。
商品を作る「メーカー」、商品の取引を仲介する「商社」、商品を消費者へ販売する「小売」などです。
業界
- メーカー
- 商社
- 流通・小売
- 金融
- サービス・インフラ
- ソフトウェア・通信
- 広告・出版・マスコミ
- 官公庁・公社・団体
次に業種があり、何を取り扱っているかで選びます。
業種は種類がたくさんあるので、少しだけ紹介します。
業種
- 食料品
- 化粧品
- 住宅
- 衣料品
例えば「食料品メーカー」「化粧品商社」などがあります。
何を取り扱っていて、何をしている会社なのか?を見て転職先を選んでみましょう。
まずは転職サイトを見てみよう
営業事務の魅力とやりがいが分かったところで、次はどんな求人があるのか転職サイトに登録してみましょう。
登録は無料でかんたんにできます。あとは、会社の休憩時間や通勤時間を使って探してみましょう。
転職がはじめての方や未経験のお仕事へ転職したい方は、転職エージェントを併用するのもおすすめです。
まとめ
営業事務の魅力は、コミュニケーションやパソコンのスキルが身につくことです。
また、お客様からの急な依頼もあるため、臨機応変に対応ができるようになります。
仕事に慣れてスムーズな対応ができてくると、お客様から感謝されて大きなやりがいを感じます。
やりがいを感じるには、まず自分にあった会社選びが大切です。
そのためには、転職サイトに登録してどんな会社があるのかをチェックしてみましょう。
あなたの転職の参考になれば幸いです。